散歩大切

12-8-2014

個展の会期中だ。おおぜいの方々においでくださり、日々感謝の気持ち。おおぜいの方々とお話して、活気がある。
自作を語る。恥ずかしい。プロだろ、しっかりしろ。やっぱり恥ずかしい。そのくりかえし。内面で戦っているのよ。現代アートをやっている友人が個展にきてくれて、彼女の作品について質問した。自作を自然に語るのがうまい。聞き惚れる。そして作品と言葉が一体となっているのを感じる。奥深い空間を感じる。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ   啄木

いい歌だなぁ。なぐさめられるなぁ。
(著作権切れてるから、こんなふうに自由に載せさせていただいてます)
妻のかわりに、わたしはめだかと親しんでる。ほ〜ら、えさだよ〜。

3日間、個展会場で過ごして4日目は、アトリエにいる。いる、といってもつっぷしたまま、なかなか立ち上がれない。そういえば、わたし、散歩ずいぶんしてなかったなぁ、必要だなぁ、と思い、コートを着て出かける。ゆっくりゆっくり歩く。公園ではぎんなん拾いをしている人がいる。わたしもちょっと拾う。午後の冬の日ざしがあたたかい。先に拾っていた人が「ぎんなんごはん」がおいしいと教えてくれる。少しの塩となにか好きなダシで炊くんだそう。マレーシアからきた観光客さんたちが、「ぎんなんは記憶にいい」と教えてくれる。
絵の話、大切。
そうでない話、大切。

東京 
銀座和光ホールで個展やってます。
14日まで。10時半から19時まで。最終日は17時まで。
気がむいたらお立ち寄りください〜。