コーヒーメーカー それと...

11-22-2015
ひょんなことから、アトリエに電気コードつきのコーヒーメーカーを導入することになった。今まで、ちびちびとケトルからお湯を細くたらして淹れていたのだけれど、わーい、これで好きなときに、コーヒー飲めるんだ。うれしいなぁ。たくさん淹れておいたコーヒー、今日、出かけるときに、あ、そうだ、飲みきれてなかったけどしかたない、とプラグを抜いて外出した。何時間かして戻ってきて、冷たいコーヒーがあることを思い出す。コーヒー飲みたい。でもポットを空にしてまた一からは面倒。で、プラグをさしこんで、へへへ、温めてみる。そりゃ淹れたてにはかなわないけどさ、といって熱くなったコーヒーを飲む。しみじみ嬉しい。沸かし直したコーヒーだぜ。と、そこでふと「沸かし直したコーヒー」という言葉にひっかかる。そうだ、私、20代のころ、同い年くらいの男性に「りまこさんって、山小屋とかで出てくる沸かし直したコーヒーみたいな人だ」と言われたことがあるんだ。その時、「へ?どういう意味?」とかって思ったけれど、びっくりしすぎて問いただすこともしなかったシャイなあの頃。でもどう考えても褒め言葉じゃないことは伝わってきていたので、詳しく聞きたくもなかったもんね。しかーし、今宵、沸かし直したコーヒーが沁みる。うまいぜ。きらきらした香りがたつわけではないけれど、少し濃くなって、しかもとってもホットで、あら〜、沸かし直したコーヒー、とってもいいじゃありませんか、となごむ。何十年もしてから、「それでいいのだ」と思った。ざまーご覧あそばせ、おっほっほ。